メダカの病気 PR

メダカの立ち泳ぎ病|症状や原因・治療方法を紹介【画像あり】

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メダカは身体を真横にして泳ぐ魚ですが、稀に水面で縦になり泳ぐ子が出てきます。

それが一般的に「立ち泳ぎ」とか「立ち泳ぎ病」と呼ばれているのです。

立ち泳ぎしてるメダカを発見したらまずは隔離して、

  • 体表に傷がないか?
  • 穴が開いてないか?
  • 痩せ細っていないか?
  • その逆にお腹が膨らんでいないか?

よく確認してみましょう。

立ち泳ぎ病の子は痩せている場合が多いようです。

何か異変がないか観察してみてください。

もし、何の異変もない場合にはもしかしたら「寿命」かもしれません。

今回は「立ち泳ぎ病」について深掘りしていきます。

立ち泳ぎ病の原因


実は、立ち泳ぎ病の原因の特定は徹底解明されておりません。

しかし考えられる原因はいくつかあります。

  1. 奇形
  2. 細菌感染
  3. 浮き袋の損傷
  4. 過食・消化不良
  5. 寿命
  6. 水質悪化

1つずつ説明していきます。

立ち泳ぎ病の原因①「奇形」


先天的に身体の奇形が遺伝することもあります。

自然界では自分で捕食することができず、そのうち亡くなってしまう事が多いですが、飼い主がいて餌を食べられることにより生きていられます。

奇形が遺伝したメダカは、幼魚の間はそれほど目立ちません。

成長していく過程で背骨が曲がっていたり、浮き袋がない子は立ち泳ぎ病になるようです。

立ち泳ぎ病の原因②「細菌感染」

マイコバクテリウムという細菌が悪さをしているのではないか?と言われていますが詳細はまだ分かっていません。

細菌に感染している場合、免疫力が低下してしまいます。

細菌が原因となり平衡感覚を保てなくなり、立ち泳ぎすると考えられます。

立ち泳ぎ病の原因③「浮袋の損傷」

何らかの原因により、浮袋が損傷すると水平感覚が保てず立ち泳ぎになると考えられます。

立ち泳ぎ病の原因④「過食・消化不良」

餌を食べ過ぎて消化不良になると、浮袋が正常に機能せず立ち泳ぎになることがあります。

メダカのお腹が膨らんでいたら、過食で消化不良を起こしているかもしれません。

もし、原因がこれだとしたら餌の量を減らしてみてください。

立ち泳ぎ病の原因⑤「寿命」

自然界での寿命はおよそ一年と言われています。

しかし人間により適切に飼育されている場合には、3年くらいは生きます。

寿命が迫っているメダカは餌の食い付きも悪く、だんだん痩せ細ってきます。

寿命を迎え立ち泳ぎする様子が見受けられたら、そのままお迎えが来るまで静かに見守るしかありません。

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立ち泳ぎ病の原因⑥「水質悪化」

水質が悪化するとメダカも体調不良になります。

立ち泳ぎするのを見かけたら水質悪化を疑ってみてください。

  • 病気の子がいて薬剤を入れた
  • 新しい水草やアクセサリーを入れた
  • いつもと違う餌をあげた

などの思い当たる事がある場合は、いつも通りの飼育に戻してみましょう。

立ち泳ぎ病の治し方

立ち泳ぎの子がいたら隔離して観察しましょう。

原因が奇形・浮袋の損傷・寿命ならば、残念ながら治療法はありません。

そのまま穏やかに過ごしてもらうのがよいでしょう。

過食による消化不良の場合は、餌の与え過ぎになりますから量を減らして様子観察をしてみて下さい。

水質悪化と細菌感染は切っても切れない間柄だと思います。

水質悪化のまま飼育すると必ず何かの細菌に感染し、病気が発症する可能性が高まります。

水質悪化は細菌の繁殖の手助けをすることになりますから、それを防ぐためにも飼育水の管理は非常に大切です。

立ち泳ぎの後に病気を発症した場合には、それぞれの病気に合った薬を選んで適切に治療してあげましょう。

まとめ

病気や寿命が原因で立ち泳ぎをしている場合は、回復させることはできないケースが多いので、むやみに薬剤を入れないようにしてあげて下さい。

薬剤を入れたことにより死に至るケースもありますし、他の健康なメダカまでそれが原因で体調不良になる可能性が高まります。

立ち泳ぎの子を見つけたら、最期まで静かに見守ってあげてください。

長生きしてる子だと、寿命が近づくと立ち泳ぎになる可能性が高いので他の病気同様に日頃からの様子観察も必要です。

普段から毎日少しずつでも様子観察されることをオススメします。