メダカの卵と稚魚 PR

メダカの稚魚(針子)が死んでしまう原因|成長速度を早める方法も合わせて紹介

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メダカの稚魚「針子」を成魚に育て上げることはメダカの飼育でも難しいことだと言われています。

せっかくメダカが生まれたのに死んでしまった、大きく成長していかないと悩んでいる方もいるかもしれません。

そんな悩みを解決するために、次回メダカが産卵したときに備えて、今いる針子を立派に成長させるための知識を深めておきたいですよね。

今回は稚魚(針子)が成魚になる前に死んでしまう原因と成長を早くする方法を紹介します。

あわせてメダカの成長速度についても調べてみましたので、メダカを飼育している方は参考にしてみてください。

稚魚(針子)が死んでしまう原因

飼育環境によっても異なるのですが、針子が死んでしまう原因はエサ不足の場合が多いです。

エサが食べられないために餓死してしまうそうです。

針子は食欲がとても旺盛です。それに日に日に体が大きくなるために、エサの量も増やしていかなくてはいけません。

必要な栄養を摂れないと死亡率を高めてしまいます。

このほか水質の悪化、水温の変化、水流が強いといった理由でも稚魚は死亡してしまいます。

このため、フィルターでろ過をして水質を保とうとせずに、水替えで対応するのが得策といえるでしょう。

水槽の3分の1ほどを3日に一度のペースで替えてあげましょう。

針子と呼ばれる孵化後2週間の間は過密飼育もよくありませんので、広めの水槽で酸欠にならないようにすることも大切です。

また、稚魚と成魚を一緒の水槽で飼育していると、成魚にエサと勘違いされて食べられてしまい死亡するケースも多いです。

このため、水草に卵が産みつけられているのを見つけたら別の水槽に隔離してください。

針子の成長を早くする方法

メダカの稚魚がなかなか大きく成長していかないといった方はエサ、飼育環境、日光、水温を見直してみてください。

「いや、こまめにエサをあげているんだけど」といった方も注意が必要です。

栄養価が足りていないケースもありますし、エサが大きすぎると口に入らず針子はそれを食べられません。

また、沈下性のエサをあたえてしまうと水面近くでエサを食べるメダカに食料が届きません。

「そういえば、成魚用のエサをあたえているな」と心当たりのある方は稚魚用のエサに切り替えてみてください。

それに、沈降性のものよりもパウダー状のエサを選ぶようにしましょう。そして適量を1日に3~4回に分けて、あたえるようにしましょう。

メダカの成長速度を早めたいといった方はエサを替えてみるのもといいでしょう。

グリーンウォーターを作る、ゾウリムシやミジンコをエサにあたえるといった方法で成長を早められます。

グリーンウォーターは植物性プランクトンが豊富で、ゾウリムシやミジンコは水槽の中で生きているためいつでも稚魚はエサを食べることができます。

グリーンウォーターの作り方

グリーンウォーターですが、水をバケツに入れて日光の当たる場所においておくと自然に作れます。

時間がない場合はバケツに大人のメダカを入れておくと、メダカの糞尿で植物性のプランクトンが自然に発生するため、グリーンウォーターを作る時間も短縮できます。

ただし、グリーンウォーターで育てると水槽の中が見えないという弱点があります。水が緑に濁っているため、稚魚の成長過程を観察できないのは少し残念なところです。

このほか、針子は日光を受けて生活していると成長速度が早くなる傾向もあるようです。

早く成長させたい方は、環境が許すなら日の当たるところで育てるようにするといいでしょう。

メダカの稚魚にとって最適な水温は25度あたりだと言われているので、水温にも気を使ってください。

メダカの稚魚の成長速度

まず針子メダカの成長速度を把握しておきましょう。メダカは卵から孵化した直後は体調4~5㎜程度です。

個体差はありますが、孵化後

  • 25日以内の間は体長1㎝以下
  • 30日ほどで1.2㎝程度
  • 40日程度で1.5㎝程度
  • 120日を超えるころに2㎝程度

に成長します。

なかには3か月ほどで3㎝程度まで成長する個体もいます。

メダカの稚魚は生後120日を経過したあたりから産卵もできるようになっており、ここまで成長すると成魚になったと言えるでしょう。

成魚からの成長速度

針子の成長速度はお先に紹介しましたが、成魚になった後の成長スピードも見ておきましょう。

メダカは孵化後約3か月で20㎜ほどになりますが、その後も成長します。

飼育環境によって異なるようですが、孵化後1年で30㎜、2年で35㎜といったふうにメダカは大きくなります。

ちなみに、メダカの寿命は自然環境においては1年から2年ほどです。

飼育環境のもとでは2年から3年と言われています。

もちろん3年以上生きるメダカも存在しており、4年ほどで4㎝まで育つ個体もいます。中には体長5㎝になるメダカもいるそうです。

まとめ

針子を育てるのは難しいと言われていますが、エサを適切な方法であたえて水質や水温に気を配っていると元気に成魚まで育てられます。

今回稚魚の飼育が上手くいかなかった方は、次回稚魚が生まれた際には立派な成魚へと育ててあげてください。