メダカの病気 PR

【メダカの治療薬】病魚薬の効果や使い方を完全解説!

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長い期間メダカの飼育をしていると、必ずぶち当たる悩みが「メダカの病気」です。

  • 「何の病気かな?」
  • 「こんな症状の時はどうすればいいの?」
  • 「どんな薬を使えばいいのかな?」

メダカを長く飼育している人なら、誰もがこんなことに遭遇しているでしょう。

メダカには病院が無いため、自分自身でメダカを診察・治療するしかないのです。

しかし、初めて病気のメダカを見つけた時にはアタフタしてしまい、こんな症状の時は何の薬を使うのがベストなのか?

それが分からない、という人も多数いらっしゃるかと思います。

本記事では、メダカの病気の病魚薬、病魚薬の効能、常備薬としてあれば便利な薬について、深掘りしていきます。

メダカの病魚薬

メダカの病気は様々なものがあります。

薬も何種類もありますが、どの病気にどの薬を使うのかを説明していきます。

マラカイトグリーン水溶液アグテン

白点病、尾腐れ病、水カビ病の治療

1mlを約10ℓの割合で水に溶かして薬浴させる。

薬浴期間は2〜3日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

ニューグリーンF

尾腐れ病、白点病、水カビ病、擦り傷、細菌性感染症の予防と治療

5gを約50リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は5〜7日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

グリーンFリキッド

尾腐れ病、白点病、エラ病、擦り傷の予防と治療

50mlを約60リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は5〜7日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

メチレンブルー

白点病、尾腐れ病の予防と治療

10mlを約40〜80リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は5〜7日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

グリーンF

白点病、尾腐れ病、水カビ病、細菌性感染症の予防と治療

5gを約30〜40リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は5〜7日と記載がありますが.あくまでも目安です。

(個体差があります)

観パラD

細菌性感染症(穴あき病)の治療

1mlを10リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は10〜14日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

グリーンFゴールドリキッド

細菌性感染症(穴あき病)の治療

10mlを10リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は10〜14日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

グリーンFクリアー

白点病の治療

10mlを約20リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は10〜14日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

グリーンFゴールド

尾腐れ病、松かさ病、擦り傷、エラ病、細菌性感染症の予防と治療

1gを約32〜40リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は5〜7日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

リフィッシュ

細菌性感染症の治療、ウオジラミやイカリムシの駆除

0.5gを約75〜150リットルの割合で水に溶かし薬浴させる。

薬浴期間は10〜14日と記載がありますが、あくまでも目安です。

(個体差があります)

おススメの病魚薬

こんなにたくさんの薬がありますが、どれを買えばいいか悩みますよね?

私のオススメは「グリーンFリキッド」です。

液体で使いやすいですし、効能を見ても万能薬ではないかと思います。

これらの薬は、薬浴だけではなく、餌に薬を混ぜたり、液体であれば浸して乾燥させてからメダカに与える経口投与という使い方もあります。

この経口投与の場合は、食欲がある軽症な場合に有効的です。

また直接患部に薬を塗布する方法もありますが、この場合、メダカになるべくストレスを与えないよう、素早く的確に処置することがポイントになります。

水カビ病などは、ピンセットや綿棒で素早く的確に除去した後に、ゆっくり薬浴させると良いでしょう。

メダカの卵の管理に関しては「メチレンブルー」がよく使われています。

新しくメダカを迎えた時に、数日メチレンブルー水溶液に入ってもらい、トリートメントしてから水槽に入れる、という使い方もあります。

薬を使う時の注意点

必ず用法、用量を守り、適切に使うことが重要です。

顆粒状の薬ですと、水に溶かす作業も加わりますし、薬により溶かす薬の量や、水量も変わってきますので、細かい作業も出てきます。

薬を有効的に使うことでメダカを助けることができるので、正しい使い方をするのが絶対条件です。

たとえば、メチレンブルーですが、一本常備しておくと便利な薬ですが使い方を間違えると大変なことになります。

メチレンブルーは、メダカには優しくても、水中のバクテリアにとっては猛毒で、水槽内のバクテリアを死滅させる可能性があります。

メダカの飼育環境が整っていても、メチレンブルーを使うことで、その良い環境が崩れる場合もあります。

メチレンブルーを使う時は、病気の子だけを隔離して使うようにしましょう。

決して水槽には入れたりしないで下さい。

また、

  • 見た目には何の変化もないけど、餌の食い付きが悪い
  • じっとしていて元気に泳がない

など、ちょっと元気がない場合には、塩水浴を試して下さい。

塩分濃度のオススメは0.5%です。

塩分濃度が濃すぎると、メダカの負担となります。

0.5%の濃度は、細菌も死滅し、メダカへの負担も少ないのです。

塩水浴のメリットとしては、殺菌効果や亜硝酸の毒性が下がるなどがありますが、デメリットもあります。

  • 水の蒸発や水換えで塩分濃度が変わる為、環境が不安定になりやすい
  • 水草が枯れてしまうことがある
  • 濾過細菌が一時的に弱る
  • 育水がアルカリ性に傾きやすく、アンモニアの毒性が上がる

塩水浴させる場合も、隔離して行うのが適切な方法ですので、注意してください。

病気になりにくいメダカの飼育方法

病気のメダカを早期に発見し治療することも重要ですが、メダカが病気にかからないように予防策を講じることも大切です。

予防策は5つあります。

  1. 綺麗な水質の維持
  2. 広い飼育スペースの確保
  3. 環境の維持
  4. 個体の保護
  5. 生体導入時の注意

1つずつ説明していきます。

綺麗な水質の維持

まず、水質の維持のために水替えは1週間に一度は行うようにしましょう。

1回で水槽の水の3分の1ほどを交換します。水質が維持できていれば細菌の繁殖もおさえられます。

普段から餌のやりすぎには気をつけて、食べ残った餌や糞はすぐに掃除してください。

広い飼育スペースの確保

次に過密な飼育は避けるようにしてください。過密な状態で飼育すると、メダカがストレスを感じてしまいます。

これではメダカの抵抗力も弱まり病気にかかりやすくなります。

環境の維持

そして、急激な変化を起こさない場所に水槽は置くようにしてください。

メダカは急激な水温の変化にはとても弱いため、ストレスを受けて病気にかかりやすくなっています。

個体の保護

メダカを別水槽に移すときなどは傷つかないように注意しましょう。

傷口から菌が入り込み病気にかかってしまいます。

生体導入時の注意

新しい個体にも注意が必要です。水槽に入れる際には病原菌を持っていないか、病気にかかっていないかのチェックは怠らないようにしましょう。

病気を持っていない場合でも、環境が変わると元気がなくなり、病気にかかりやすくなります。新たな個体を増やす場合は気をつけてください。

まとめ

メダカが病気になった場合、すぐに対処できるように、常備薬として最低でも、「グリーンFリキッド」「メチレンブルー」くらいは買っておくといいでしょう。

薬により、用法・用量が違いますので、間違えずに正しい使い方をして下さい。

病気により薬が違う場合がありますので、病気に合った薬を買いましょう。

軽症の場合は塩水浴をさせる方法もありますが、デメリットに注意して下さい。

飼育環境を整えることができていれば、病気は防げます。

日々の観察、水槽や濾過装置の清掃・メンテナンス、水換えなど、適切に行ない、飼育環境を整えてあげて下さい。

魚の薬は他にもたくさんありますが、今回は比較的使いやすいものを選んでみました。

日々の観察を忘れないでください。