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メダカの尾腐れ病|症状や原因・治療方法を紹介【画像あり】

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尾腐れ病は進行が早く、集団感染の危険が高い病気です。

名前の通り、尾ビレや背ビレがボロボロになってしまい、最悪の場合は死に至る病気ですが、早期発見・早期治療で治る場合があります。

簡単に症状について紹介すると、「カラムナリス」という細菌が悪さをして、発症する病気です。

初期症状の時は尾ビレや腹ビレの先端が白濁し、その周りが充血して赤くなることもあります。

病態が進行すると尾ビレやヒレの根元まで白濁が広がり、やがて先端が裂け始める様子が目視で識別出来るのです。

重症になると、ヒレ全体が白くふやけて溶けるように無くなっていきます。

カラムナリス菌の感染力はとても強く、そのまま放置すると全身に感染して体表が白い粘膜に覆われしまいます。

この状態になると、そのうち死亡してしまいます。

今回はなぜ尾腐れ病になってしまうのか?

尾腐れ病の治療方法について深掘りします。

尾腐れ病の原因


尾腐れ病は「カラムナリス」などの細菌に感染して発症します。

水質悪化、ストレスで弱っている、身体に傷ができていると感染しやすいです。

カラムナリス菌は常時水槽に居る菌で、メダカが健康体だと菌がいても感染はしません。

つまり、免疫力が低くならない限り感染しないのです。

他の病気と同じように水温の急激に変化や、水質悪化は回避する必要があります。

ストレスとなるような環境は抵抗力や免疫力を弱めることになり、細菌に感染しやすい状態になるのです。

また、メダカの身体に傷があると病気に感染しやすくなるので、メダカ同士の喧嘩が起きないよう水草や隠れやすい環境も必用です。

餌も開封後に酸化が始まり良くないので、新鮮なものを与えましょう。

尾腐れ病の治し方

カラムナリス菌は塩分に弱いので、まずは塩分濃度0.5%の塩水浴をさせます。

塩水浴で一週間ほど様子観察をしてみます。

初期症状ですと塩水浴で治る可能性は期待できます。

しかし近年、塩分濃度0.5%の塩水ではカラムナリス菌の活動は鈍らない、という研究結果も出ているようです。

カラムナリス菌は塩分に弱いので、グリーンFゴールドと塩分濃度0.5%という薬浴と塩水浴を併用するのも、メダカの免疫力を高める効果が期待できるでしょう。

尾腐れ病に使う抗菌剤は、パラザンD ・グリーンFゴールド・エルバージュエースなどが一般的です。

必ず用法・用量を守り正しく使い、薬浴期間は約一週間くらいで様子観察して下さい。

症状が重いメダカを治療する場合、「完治させる」ことは難しいです。

カラムナリス菌専用の薬もありませんので、薬浴と塩水浴の併用に期待するしかありません。

病気の子は必ず隔離して治療してあげて下さい。

カラムナリス菌は、水温が25〜35℃で活発になり繁殖を始めるので他の病気とは違い、ヒーターを利用して水温を上げるのは逆効果になるのです。

カラムナリス菌は硬水であるほど、生存期間が長いと立証されているので、飼育水のphを下げてあげるのも予防や治療につながります。

飼育容器(水槽)の対処

尾腐れ病は感染力が高い病気ですので、全水換えをして水槽・底砂・岩・濾過装置などの清掃も徹底的に行ってください。

洗い残しがあれば、また再発してしまいます。

フィルターなどの消耗品も全て新品に交換することをおススメします。

まとめ

尾腐れ病は進行が早い病気なので、早期発見・早期治療が理想的です。

毎日の様子観察は、少しの異変でも気付けるので非常に重要です。

毎日観察するように心掛けて下さい。