華やかな体色の錦鯉にあこがれたことはありませんか?
「でも錦鯉って大きいし、それに飼えるような池なんてない……」と諦めたことのある人もいるかもしれません。
メダカにもそんな錦鯉のような華やかな体色をした品種がいます。
それが「三色メダカ」です。
今回は、その三色メダカについて紹介します。
目次
三色メダカの特徴
おはようございます😃
三色メダカを撮ってみました。
美しいですねー。
今日も朝から人間の撮影です…🕺🏻💃🏼
皆さまは良い日曜日を…☺️🐠#アクアリウム #aquarium #メダカ pic.twitter.com/qeDyrUKkfc
— 大分めだか日和 (@oitamedakabiyor) September 7, 2019
三色メダカはその名の通り、黒・赤・白の3色の体色を持つメダカです。
ラメや幹之、透明鱗など品種が多く、それぞれ模様の入り方や色の濃さに違いがあります。
以前はあまり流通していませんでしたが、最近は改良メダカがブームになっていることもあり、徐々に流通量が増えてきています。
三色メダカの作り方
作り方は多数あるので一概には言えませんが、赤の遺伝子を持つ「楊貴妃」や「紅白メダカ」、黒の遺伝子を持つ「白ブチメダカ」などが交配によく使われています。
また、ラメの入った三色メダカを作る場合は、三色メダカに「幹之メダカ」を掛け合わせます。
理想的な個体を作ることは難しいと言われており、かなりの数を生ませなくてはならないとされています。
三色メダカの固定率
かなり個人差があります。ほとんど生まれないという人もいれば、わりと生まれているという人もいます。
この差の理由は、「親選び」にあると言われています。
鑑賞用と繁殖用の個体は異なります。
鑑賞向けの三色メダカは、赤みのはっきりしている個体が多いです。そういった個体同士を掛け合わせると、全身が赤い個体や赤ブチが生まれやすく、三色の個体はほぼ生まれません。
一方、繁殖に向いている個体は、普通なら選別漏れになるような個体です。赤みの強い個体と赤みがかなり薄い個体などが良いでしょう。このような個体から三色のメダカが生まれやすいです。
また、三色メダカから生まれた白ブチからも三色が生まれやすいです。白ブチの外見には赤色が見られませんが、赤色の遺伝子を持っているので次世代で赤色を含む個体が出ます。
しかし、その赤色は全体的に薄く、オレンジや黄色っぽくなります。
三色メダカの飼育ポイント
今日の安芸三色メダカ pic.twitter.com/W1COch3gFt
— 鰐◆WANI (@wanivspbao) December 23, 2017
飼育方法は通常のメダカと変わりません。
しかし、ダルマ体型やヒレ長など特徴的な姿をしている場合は、エサを採るのが苦手だったり、遊泳力が低かったりします。
泳ぎの邪魔にならないレイアウトを心掛け、餌がしっかりと行き渡っているか確認するようにしてください。
以下では、すべての三色メダカに共通する飼育ポイントを紹介します。
黒い容器で飼う
三色メダカ pic.twitter.com/TN4A0hYXrj
— Fujiwara shuji (@kuwagata64) November 23, 2016
メダカは保護色機能を持っているため、周りの色に合わせて体色を変化させます。三色メダカも例外ではありません。
白い容器に入れると黒の色素が弱まり、全体的に色合いが明るくなります。一方、黒い容器に入れた場合は白い容器とは反対のことが起き、全体的に色合いが暗くなって、黒が映えるようになります。
色揚げ効果のあるエサを与える
三色メダカの赤い体色は、エサによって美しくすることができます。
赤色の発色はカロチノイドやアスタキサンチン、カロテンなどを含むエサを与えることで良くなります。人工飼料を購入する際は、それらの成分が入っているか確認しましょう。
しかし、アスタキサンチンの効果はメダカに対してそれほど高くありません。
高い効果を望むならば、ミジンコやブラインシュリンプ、スピルナやクロレラ等の植物性プランクトンが最適です。
屋外で飼育をする
屋外での飼育は特におすすめです。
太陽光は水中の有害な菌を殺菌するだけでなく、色揚げの効果、繁殖力の向上など様々な利点があります。
さらに飼育水をグリーンウォーター化させれば、水中に植物性プランクトンが在中するようになり、水質を安定させてくれたり、メダカのエサになってくれたりします。
この植物性プランクトンにはカロテンが多く含まれているため、色揚げ効果も期待できます。
グリーンウォーターは、水を1週間ほど日向に置いておけば簡単に作ることができます。その際に生体を入れておけば、出来上がりがもう少し早まります。
三色メダカの価格
実店舗での取り扱いはほとんどないため、インターネットでの購入が一番簡単です。ここではインターネットを介したオークションと通販の1ペア価格を紹介します。
オークション
最低価格 1円
平均価格 7,189円
品種によっての差はありますが、平均価格的にはそこまで高いものではないので、気に入った品種を選ぶと良いでしょう。
しかし、写真と違う個体を送る悪質な出品者もいるので、入札前に出品者情報を調べるようにしてください。
通販
販売価格 2,500円~
こちらも品種によって差があります。また、完売していることも多いです。
購入する際は、保証があるかなど確認してから購入しましょう。
まとめ
三色メダカの群泳する姿は、さながら錦鯉のようで華やかさがあり、とても美しく見応えがあります。今までメダカに興味のなかった人が、三色メダカをきっかけにして興味を持つようになるのも頷けます。
飼育は難しくないので、皆さんもぜひ三色メダカにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?