メダカの卵と稚魚 PR

【メダカの稚魚】生まれたての針子の飼育方法を完全解説!

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メダカの稚魚のことを、愛好家の方々は「針子」と呼びます。

針子はとても弱い存在なので飼育の難易度は高く、ベテランの方でも全滅する時もあるようです。

産卵して孵化までは順調なのに、その先が難しい・・・

今回はその悩みを解決する記事です。

稚魚飼育の飼育方法

メダカの稚魚飼育は産卵の段階から始まっていると言っても過言ではありません。

今回は

  1. 産卵から隔離
  2. 卵の守り方
  3. 稚魚の飼育方法

の3段階に分けて紹介します。

産卵から隔離

まず、親となるメダカがいる中に、ホテイアオイ、アナカリス、マツモ、カボンバ、アマゾンフロッグピットというような水草を入れます。

水草を入れたくない人は、「卵トリーナ」や「産卵床」等、メダカの稚魚飼育のお助けグッズを使うのも方法の1つです。

水草や人工草に産卵していたら、卵を保護するために別の容器に入れます。

或いは、面倒ですが、水草や人工草から指先で採卵し、別の容器に卵を移します。 とにかく卵は親メダカから完全隔離

卵の守り方

産卵した卵を守るの2つのSTEPがあります。

  1. まずは有精卵と無精卵の選別
  2. 孵化率をあげる対策

上記の2つをするだけで高確率で孵化してくれます。

1つずつ紹介します。

有精卵と無精卵の選別

隔離した卵を守にはまずは「有精卵と無精卵」の選別をします。

無精卵は白濁した色で、指でつまもうとしても潰れますが、有精卵は透明でプリプリしていて、指でつまんでも潰れません。

容器に移す際には、透明な有精卵だけにして下さい。

無精卵も一緒に入れてしまうと、有精卵までカビが生えて死ぬことがありますから、無精卵はかわいそうですが処分して下さい。

簡単に見分ける方法としては、メチレンブルーに卵を漬ける方法があります。

孵化率をあげる対策

採卵した卵は水に入れて、毎日水換えします。

私は毎朝一度だけ水換えしておりました。

地域によって気温差がありますので、決め付けた言い方はできませんが、だいたい10〜14日くらいで孵化します。

孵化後2〜3日は、お腹にぶらさげている「ヨークサック」と呼ばれる部分から栄養を摂り成長します。

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稚魚の餌

ヨークサックがなくなると餌を求めて泳ぎ回ります。

稚魚に与える餌は

  1. 人工餌
  2. 生き餌

の2種類があります。

人工餌

人工餌はペットショップなで買う、粉末状のやつです。

稚魚ようの餌もあり便利ですが、与えすぎると水質悪化に繋がります。

1日2〜3回、稚魚が食べきれる量を与えるのですが、与える際には稚魚が分け隔てなく食べられるよう、パラパラとまんべんなく容器の表面に振りかけます。

生き餌

オススメは、「ゾウリムシ」「ワムシ」「グリーンウォーター」などの生きた餌です。

生きた餌なら少々あげすぎても水質汚染に繋がりません。

特にグリーンウォーターは自家製で作ったり、ネットで購入出来る愛好家にはとても有名なものです。

体長が10mmくらいになるまではゾウリムシやワムシを与えた方が生存率は上がります。

10mm超えたら人工餌の粉末に切り替えてもよいですが、水質悪化には気をつけて下さいね。

私は15mmくらいになるまでは生きた餌を与えてました。

生きた餌を与えるようになってからは生存率が高くなりました。

水換えの頻度

3日に一度くらいで、全体の水量の3分の1〜2分の一を水換えします。

スポイト等を使い、稚魚を吸わないように、適度に底面のゴミを回収した後に、カルキ抜きした水を補充していきます。

稚魚は 水流に弱いので、水泡が弾ける衝撃でもダメージを受けます。

時間は掛かりますが、少しずつ水の補充をします。

あと、水流のある環境は稚魚によくないので、濾過機などの使用は避けて下さい

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水草

水草は、アマゾンフロッグピット、アナカリス、マツモ、カボンバなど色んな種類があります。

結論としては稚魚飼育に水草は必要だと考えています。

沢山入れすぎないように適度に入れてあげて下さい。

水草を入れるメリットとしては、メダカに必要な酸素を供給してくれることです。

室内気温が、30℃以内で収まりそうな日は、窓際の明るい日陰などに置いてあげると良いでしょう。

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メダカの分別

体長が10mmくらいになると、成長に差が出てきます。

目視でわかりますので、この時点でまず一番最初の分別をした方がいいです。

そのままにしておくと、大きい子ばかりが餌を食べて、小さい子は小さいままになってしまうので、10mm超えている子、超えてない子、というように分別するとよいでしょう。

10mmが最初の分別、2回目は15mmを目安に、段階を踏んで分別してあげると、全員に餌が行き渡り、生存率は上がり、死亡率は下がります。

飼育容器の大きさ・水の量

ある程度のサイズになってくると気を付けねばならない事があります。一つの容器に沢山のメダカを入れすぎないことです。

たくさん入れたい場合は、大きい容器にして、水量も多くせねばなりません。こうなると水換えも大変になります。

できる限り、適度な容器で、適度な匹数で飼育するのをオススメします。

成魚になりますと「1匹につき1リットルの水」が理想的だと一般的に言われています。

つまり5リットルだと5匹、ということです。

極論ですが、一つの容器にたった1匹だけだとめちゃくちゃ成長します。

孵化してから10〜15mmの間が、すごく大切な期間です。

15mm超えたらもう安心!と言い切ってもよいでしょう。

10〜15mmになっても、水換えは極力避けた方がいいです。

適度な大きさの容器で、適度な匹数で飼育する方が分別しやすいのでオススメします。

まとめ

10〜15mmまでに成長させるのが一番神経を使います。

このサイズになると、親メダカも食べる事ができないサイズですが、私は20mmに成長してから成魚と一緒にしていました。

10〜15mmサイズだと、成魚よりまだまだ小さいので、一緒にしてしまうと、やはり成魚の方がたくさん餌を食べて、稚魚が食べる量が少なくなりがちです。

ですので、なるべく成長した段階で成魚と一緒にした方がいいのです。

メダカの飼育方法は、人により使う餌も違ったり、飼育容器も違ったり、室内飼育だったり、屋外飼育だったりと、色々違ってくるので、自分の考えや価値観だけで決めつけないで、他の人がどのように飼育されてるかを参考にしながら、自分にできるベストな方法が見つかると思います。

日本メダカ協会から「新種」と認定されるような、

素晴らしいメダカを創るのは大変な時間と経験が必要ですが、

コツコツと飼育していたら、ある日突然!なんて嬉しいことが、

あるかもしれません、頑張って下さい!