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【アルビノメダカは珍しい?】固定率や繁殖・飼育方法まとめ

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アルビノメダカを知っていますか?

ホームセンターやアクアショップなどで、見かけたことのある人もいると思います。

中にはそれを見て「アルビノメダカって何だろう?」と思った人もいるかもしれません。

今回はそんなアルビノメダカについて紹介していきたいと思います。

アルビノメダカとは


アルビノメダカは透き通るような白い体色、そして赤い目を持つメダカです。その神秘的で美しい姿から人気もあります。

そもそも「アルビノ」とは、メラニン生合成に関わる遺伝情報の欠落により、先天的にメラニン色素が欠乏するという遺伝子疾患、またはそれを持つ個体のことです。

アルビノの個体は色素が欠乏しているため、皮膚や毛髪が白く、黒目に当たる部分も血液が透けて赤色やぶどう色をしているなど特徴的な見た目となります。

また、アルビノはメダカだけに見られるものではなく、様々な動物に存在します。

一般的に売られているアルビノメダカは改良品種として固定化したものです。自然界では体色が目立つことから自然淘汰されてしまうので姿を見ることは難しいでしょう。

アルビノメダカって珍しい?

アルビノメダカが、アルビノの遺伝子を持っていないメダカから生まれる確率は、10000分の一~20000分の一であると言われています。

そのためアルビノ遺伝子を持っていないメダカからアルビノメダカを生ませることは非常に困難です。

アルビノメダカの気になる固定率や繁殖

アルビノ遺伝子を持っていなければ生ませることは難しいと先に説明しましたが、アルビノ同士の交配からであれば難しいことではありません。

アルビノ同士からの固定率は90%以上だと言われています。

繁殖させれば、ほぼ確実にアルビノメダカが生まれるでしょう。

もちろん自分で繁殖させることも可能です。

ただ、アルビノメダカのハンデである弱視と遊泳力の低さにより、他のメダカと比べ少し難しいとされています。

ペア飼育ではなかなか卵を持たないといった例もあります。その場合は、メスを中心に数を増やすことで上手くいくようになります。

アルビノメダカの飼育方法は難しい?

アルビノメダカの飼育方法は、基本的に通常種のメダカと同じで大丈夫です。

ですが、アルビノ故のハンデもあるのでそれを踏まえた飼育をしなければなりません。

主に気を付ける点は以下の4つです。

  1. 混泳を避ける
  2. 紫外線に気を付ける
  3. 水温・水質管理
  4. 障害物は入れない

1つずつ紹介します。

混泳を避ける

アルビノメダカは通常種と比べてあまり視力が良くなく、餌を探すのに時間がかかります。

そのため混泳していると、アルビノメダカだけ餌を食べ損ねてしまうということが起きてしまいます。

また遊泳力もあまりないので、他のメダカに追い回されたときに逃げ切れません。

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飼育する際はアルビノ同士かダルマメダカなどの餌を採るのが苦手な種類のメダカがおすすめです。

また、魚以外の生体であれば貝類やエビ類が安全に混泳できます。しかし、大きめのエビ類はメダカを捕食してしまうことがあるので注意してください。

紫外線に気を付ける

メラニン色素の欠乏により、アルビノメダカは紫外線に弱いです。

直射日光を避けられるように日陰や日除けを必ず用意してください。

室内飼育の蛍光灯、LED照明は問題がないので使って大丈夫です。

水温、水質管理に気を付ける

水温や水質の急激な変化には弱く、一度体調を崩すと立て直しが難しいです。

こまめな管理を心掛けましょう。

冬場はヒーターを使い、20度を下回らないようにしてください。

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障害物は入れない

視力が弱いので障害物や他の個体とぶつかりやすいです。

怪我やストレスの原因になるので、遊泳の邪魔になる飾りなどを水槽に入れるのは控えてください。

なるべく大きめの水槽で簡素なレイアウトを心掛けましょう。

以上に気を付けていれば、成魚に関しては特に問題なく飼育できます。

しかし、稚魚の飼育に関しては成魚以上に難しいので注意が必要です。

アルビノメダカの稚魚は、デリケートで生存率がとても低いと言われています。

生まれたての場合、目がほとんど見えていないため餌が口元にないと食べません。そのままでは餓死してしまうので、小さめの容器で飼育するなど工夫が必要です。

また、水質悪化にも敏感なので、餌の食べ残しはこまめに取り除いてください。

まとめ

アルビノメダカは、アルビノであるために繊細なところがありますが、神秘的で美しいメダカです。

混泳や紫外線、水温など注意することは多いですが、決してできないくらい難しいことではありません。

むしろ魚の特徴を押さえた飼育をすることは、アクアリウムにとっては基本です。しっかりと特徴を理解し、適切な環境で飼育しましょう。

また、飼育に慣れた人は繁殖にチャレンジしてみてもいいかもしれません。繁殖や交配はメダカ飼育の醍醐味でもあります。是非チャレンジしてみてください。

興味がある人はもちろん、通常種の飼育に慣れた人も次に飼育するメダカにアルビノメダカを選んでみてはいかがでしょうか?

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